棋士レーティングとの比較メモ

June 23, 2016

このようなサイトをやっていて、つい知りたくなってしまうのはここで付けているソフトのレーティングが24やプロ棋士のレーティングとどのように対応しているのかです。これはやってはいけないことなのかもしれませんが、どうせ私はどちらの業界にも属していないので発言に信頼性も責任もないということでお気楽な評価をいたします。まだ、内容もあまりないのでとりあえずメモというステータスです。

 

コンピュータソフトと棋士との対局で有名なものとして、2007年3月に行われた渡辺明竜王とBonanzaの対局があります。(WikipediaのBonanzaの欄にある程度の記述がある。)

Bonanza3.0のReadmeを見るとこの時対局したソフトはBonanza3.0相当のものだったらしいです。Wikipediaによるとこの時の対局で用いられたPCはCPU:Intel Xeon X5355 2.66GHz×8coresとなっています。公開されているBonanza3は私の測ったレートがR2227ですが、これはsingle thread専用なので8コアですとそれに相応してレートが上がるはずです。CPUの周波数が少ないこと、8コアにしても読む手の数は8倍にはならないことを考慮するとおおよそ4倍程度局面が読めたのではないかと大雑把に考えます。したがってこの効果を含めるとレーティングはR2530程度となり、私のレーティング表の中ではこれに相当するソフトはBonanza 4.1.3(4スレッド)になります。当時渡辺明竜王はBonanzaの強さについて奨励会3段程度と評価したらしいのですが、プロ棋士のレーティングでは奨励会のレーティングはR1538となっております。比較しますと、私のレーティングリストとプロ棋士のレートの差はちょうど1000くらいになります。(ざっくりしすぎかもしれませんが) これをそのまま当てはめるとBonanza6のプロ棋士レートに相当するものは1750、技巧で2600といったところでしょうか。

 

(注) 06/23 その後、うさぴょん2開発者の池氏より早速コメントをいただきありがとうございました。その当時の渡辺竜王のコメントもざっくりした印象程度のものでしたので100~200くらいずれている可能性は十分あると思っています。

 

一方で24との比較は正直よくわかりません。Bonanzaのreadmeを読むとversion 1で参戦(2005年?)してレート2400前後であった、ということ動かしていたハードがPentium4 2GHzとあります。まだ私のレーティング評価がBonanza1に到達していないのと、Pentium4 2GHzとi7-6700 3.4GHzをどう比べたものか、その当時と今の24とはだいぶレートが変わっているらしいということからちゃんと調べたとしても手掛かりになるのかどうかよくわかりません。あと、YSSも挑戦してR2700程度のレートを出し、現在でもfloodgateと24の対応の基準になっていますが、YSSの情報が少ないので手掛かりにはなりそうにありません。最近の24へのソフトの投入としてはPonanza, ボンクラーズ, YaneuraOuなどが有名ですが、最初の2つについては強すぎて正しいレートが出ているようには見えないし、YaneuraOuについてはどのようなハードで動かしていたのか、ソフトが今のYaneuraouとどう対応しているのか(YaneuraOu classicでしょうか?)よくわからないので、手掛かりがあまりないなと感じています。

 

(注)その後の反応を見ていてやっぱりこの話はやらないほうが良かったと後悔しましたが、池氏より貴重な意見ももらえましたし、一応計算も入っているので当面は残しておこうと思います。問題は人間同士が対局して出されるレーティングとソフト対局のレーティングをそのまま比較してよいのかという処に行き着くと思います。私は相関はあると思いますがそのまま線形でよいのかということについては分かりません。

 

(注)メールで私が24レートと書いているのはアマチュアレートのことではないかと知らせていただきました。レートとその棋力の目安について以下の情報をいただきました。とても有用な情報だと思いますので以下引用させていただきます。どうもありがとうございました。

 

レーティングについて
ちまたで出回ってるレーティングは、アマチュア段位のレーティングでは? 
将棋ウォーズの10分6段とかなら、普通に短時間bonanza 6.0には勝っていますし。  
アマチュア段位(レーティング) 
2800 七段 プロ棋士4段相当(プロは4段からで3段以下は新進棋士奨励会員) 
2700 六段 アマグランドチャンピオン 戦優勝又は日本一(2~3回以上)※プロ奨励会3段相当(アマ名人に数度なった早咲アマ名人が将棋ウォーズ10分切で6段後半) 2600 六段 アマ全国大会ベスト8経験者(2~3回以上)※プロ奨励会初段相当(女流棋士のトップがこの辺) 
2500 五段 アマ県代表常連者 
2400 五段 アマ県代表経験者 
2300 四段 ※四段以下は自分のR100低い相手に30局の勝率66%、R200低い相手に30局の勝率75% 
2200 四段(とゆうことから考えても4段下位はアマ県代表経験者に勝率25%なので上手くいけばアマ県代表になれる可能性がギリギリある) 
2100 三段 アマ県代表本選トーナメント経験者※プロ奨励会6級 
2000 三段 アマ県代表本選トーナメントに進出できるかもしれない 
1900 二段 アマ県代表予選トーナメントで1勝できるかもしれない 
1800 二段 1700 初段 
1600 初段 

1500 1級

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